夕暮れ時。リガ旧市街をすぐ背後にして。
沿道から、ダウガヴァ河とその向こうにそびえるラトビア国立図書館を撮影。
図書館は、そのフォルムのせいかどこか飄々と、それでもその大きさゆえに堂々と、頼もしい存在感を放っています。
ところどころ凍りかけの河の表面が創り出す、細かい線に依るような色の組み合わさり方は、印象派絵画をどこか想起させるような。
「ラトビアの冬は『マジで』寒いよ」
と周りのラトビア人や冬季経験者に語られ続け、絶対にイタリアやスペインに避難しよう…と思っていた昨秋。
そしていざ冬本番。なるほど確かに氷点下が当たり前の世界です。
けれどもそれと同時に、知らなかったようなたくさんの綺麗な色も、新たに現れてきてくれました。
気温は防寒対策をしないと厳しいですが、それ以上にラトビアの冬は視覚を満足させてくれる季節となりそうです。
撮影位置はこちら。ピンの示すバス停のすぐそばの川岸です。
以前のこちらの記事の撮影場所から、河を挟んでちょうど反対側。
ダウガヴァ河は市内中心部を流れ、大きく、何より空の色をそのまま反映して美しい景色を見せてくれます。水が好きな人にはぜひ訪れてほしい場所です。
そして、まもなく完全な日没。
水面は手前から夜の色へと移ろっていきます。
もっと寒くなれば河も凍るそうなので、今のうちによく味わっておかなくちゃ。
では、Atā~