Labdien!
ラトビア共和国の首都・リガ市内では、交通インフラがかなり整っており、市内のどこに行くにも困ることはほとんどありません。
ここでは、主な交通機関・チケットの種類・チケットの買い方等について、詳しく説明して参ります。
これを読んで、リガの交通マスターになりましょう!
※鉄道に関しては、市内のみの移動では使う機会が少ないので今回は省略いたしました。
- 主な公共交通機関
- 始発と最終発車時刻
- 2種類のチケット
- チケットの料金(黄色いe-ticket)
- チケットの買い方(黄色いe-ticket)
- チケットの料金(青いe-ticket)
- チケットの買い方(青いe-ticket)
- チケットを直接車内で購入する場合
- さらに詳しい情報はこちらから
- おわりに
主な公共交通機関
①バス
多くの日本人がバスと言われて想像するような、ガソリンで走るバスです。
まさにこれぞ、This is バス。
ラトビア語では「Autobuss」です。
②トロリーバス
道路上空に張り巡らされた架線から電力をもらって走るバスです。エコ!
ラトビア語では「Trolejbuss」。
③トラム
リガ市内を走る路面電車です。
道路の上には、トロリーバスのものと同時にトラムの架線も多く張り巡らされています。
こちらが新型トラム。1番と11番に多いです。ぴかぴか!
新型は外面に、広告が飾られているものが多いです。
こちらは以前より使われている型。
バスと同じく、青と白のデザインです。レトロ感が、石畳や旧市街との相性抜群です!
トラムは、ラトビア語で「Tramvaju(トラムヴァユ)」。
④ミニバス
ミニバスは、1度しか使ったことがないので、あまり使いどころがまだ分かっていません……。旅行者の方の場合は特に、空港から市内へ行くときに利用する以外は、他の3つの交通機関で十分どこへでも行けるかと思います。
バス・トロリーバス・トラムの中には上部にこのようなディスプレイがあり、これから着く停留所を確認することができます。
これはすごくありがたいです!
最新型のトラムではさらに詳しく、なんと現在地を示す地図までついていました。
ただし、稀に古い型の機体ではディスプレイがついていないことがあります。
また、設置されていても調子が悪く、何も表示されないということも時々起こります。
地理に不慣れな方は乗車の前に、念のためグーグルマップ等で目的地に近い停留所等をよく確認しておくことをおすすめします。
始発と最終発車時刻
路線によって異なりますが、始発は5時台、最終便は22~24時のものが多いです。
詳しい時刻表が知りたい方は、下記のURLから路線ごとに調べることができます。
https://saraksti.rigassatiksme.lv/index.html#riga/en
2種類のチケット
それぞれの交通機関で同じチケットを使って乗車することができます(例外あり、後述)。
チケットにはいくつか種類がありますが、私たち日本人が主に利用する機会があるのは、
- 黄色いe-ticket
- 青いe-ticket(個人情報入り)
のどちらかになります。
1ヶ月未満の短期滞在者は黄色いチケットが、
1ヶ月以上の長期滞在者は青いチケットが、
それぞれ便利です。
ただし家から職場や学校がどの程度離れているかや、どのような生活を送るかによって判断もまた変わってくるので、下記の料金表をご参照ください!
チケットの料金(黄色いe-ticket)
料金は、移動距離に関わらず一律です。
黄色いチケットの中にもいくつか種類があるので、ご確認ください。
回数券
- 1回券……1.15€
- 2回券……2.30€
- 4回券……4.60€
- 5回券……5.75€
- 10回券…10.90€
- 20回券…20.70€
5回券までは1回乗車分の値段は変わりませんが、10回券から少しお得になっています。
時間制切符
- 24時間―5€
- 3日間―10€
- 5日間―15€
- 1ルート限定5日間―9€
日程や行く場所が予め決まっている場合は、こちらが圧倒的にお得です。
グループ切符
- 2人で2回乗車―4.60€
- 3人で2回乗車―6.90€
これは特に価格的にお得になっているわけではないですね。1人1回乗車につき1.15€に変わりはありません。ただしまとめて買えるので、購入の手間は省けます。
チケットの買い方(黄色いe-ticket)
黄色いe-ticketは市内各所にあるキオスク”Narvesen”、”Latvia Post”、スーパーなどの中にある”Rīgas satiksme”、もしくは自動券売機等で購入が可能です。
券売機での買い方をご説明します。
左右につけられた8つのボタンを使って操作をします。
画面は基本的に初めはこのようになっており、一番左下のボタンを押して使用する言語を変更できます。
一番上の「All transport types」を選択すると、上のチケット料金表のところに記した各種のチケットを購入することができます。
他の「Bus(BU)」「Troley bus(TL)」「Tramway(T)」からは、1ルート限定5日間のチケットしか購入できません。
この中の選択肢にはありませんが、ここで購入したチケットはミニバスでも同様に使うことが可能です。
支払は、現金もしくはクレジットカードで可能です(紙幣は5€または10€のみ)。
ゲット!
車内のこの機械にカードをタッチして、乗車です!
チケットの料金(青いe-ticket)
- 1ルート(毎日)――――――35€
- 1ルート(平日のみ)――――30€
- 全てのバス・トロリー・トラム(毎日)―――50€
- 全てのバス・トロリー・トラム(平日のみ)―40€
学生
- 1ルート(毎日)―――――――――――――10€
- 全てのバス・トロリー・トラム(毎日)―――16€
学生だとかなり割引が効きます!嬉しい!
バスやトラムを駆使すればリガのあらゆる場所へ行けるので、6€の差であれば後者をおすすめします。特に暖かい季節はね!
教師、教育機関の技術職員、リガ市議会福祉課に属する労働者
- 1ルート(毎日)――――――10€
- 1ルート(平日のみ)―――― 8€
- 全てのバス・トロリー・トラム(毎日)―――16€
- 全てのバス・トロリー・トラム(平日のみ)―12€
月ごとのチャージはキオスク”Narvesen”,"Latvia Post"またスーパーなどの中にある”Rīgas satiksme”で可能です。インターネットから行うこともできます。
※注
黄色いe-ticketとは異なり、こちらの月払いのチケットはミニバスでは使うことができません。ご注意ください。
チケットの買い方(青いe-ticket)
中央市場のすぐ近くにあるバスステーションにて、青いe-ticketは購入可能です。
左端に見える入り口から入ると、e-ticketのマークが書かれた表示があります。
ここで写真撮影をして、写真付きのe-ticketを作ってもらえます。My SuicaやSMART ICOCAのような感じですね!
車内でカードを直接ではなく、スマホケースや財布越しにかざしてもちゃんと反応する辺りも、日本のICカードと同じです。
ちなみに、有効期間は10年です。
チケットを直接車内で購入する場合
運転手から直接チケットを買う場合は、1回の乗車につき一律2€となっています。
さらに詳しい情報はこちらから
リガ市内の交通機関に関する情報を総括しています。
各バスの時刻表やe-ticketに関する情報も載っています。
おわりに
いかがでしたか?
観光地は主に中心部に密集していますが、公共交通機関を使わないといけないようなリガ市内のおすすめの場所については、これからまた記事にしようと思います!
ラトビアの交通機関は安く、かつ停留所表示が車内にあるようにストレンジャーでも利用しやすいので、リガにお越しの際はぜひ使い倒しちゃいましょう。
では、Atā!