Labdien!
以前こちらの記事で、ラトビアの位置についてご紹介しましたね。
「場所は分かったよ!じゃあ実際どういう国なのよ?」
と思ったそこのあなたのために!ラトビア共和国についての超基礎情報をいくつかあげてまいります。
ラトビア共和国ってこんな国!
面積について~日本と比べてどのくらい?
ラトビア共和国の面積は約6.5万㎢!
それって大きいの?小さいの?
日本のおよそ1/6ほどの国土ですので、日本人的にはかなり小さい国と言えます。北海道(約8.4㎢)よりも少し小さいほどです。
それって大きいの?小さいの?
日本のおよそ1/6ほどの国土ですので、日本人的にはかなり小さい国と言えます。北海道(約8.4㎢)よりも少し小さいほどです。
ただしヨーロッパの中で見ると、オランダ、スイス、ベルギーやバルカン半島の国々などラトビアよりも国土の小さな国は割とたくさんあります。
首都リガはラトビアのちょうど中心部にあるので、リガからであれば国内のほとんどの場所へバスや電車で3~4時間ほどで行くことができます!
魅力的で個性的な街が、国内にはたくさん散らばっています。どこにでも行こうと思えば気軽に行けるのは、小国ならではの利点ですね!
魅力的で個性的な街が、国内にはたくさん散らばっています。どこにでも行こうと思えば気軽に行けるのは、小国ならではの利点ですね!
ちなみに2017年11月現在の国内の1㎢の人口密度は30人ほど。面積は小さくとも、空間は広々としています。
首都は中世より栄えた街・リガ
現在のリガの街としての歴史は、ラトビアの国の歴史と比べるとなんと700年以上もの長さが!
12~13世紀ごろにドイツ人が入植を始め、現在の街並みにつながる都市が形成されていきました。1282年には欧州北部の経済圏を支配するための「ハンザ同盟」に加盟し、リガは商業都市として発展していきます。
その後様々な国の支配下を経て、ロシア帝国時代はモスクワ、サンクトペテルブルクなどに次いで帝国5大都市の1つとなるまでに成長。
そして第一次世界大戦期にラトビアは国家として独立し、最終的にリガは首都という地位になりました。
中世の街並みが色濃く残されたリガ歴史地区は、ユネスコにより世界遺産に指定されています。
その旧市街の様子は「ドイツよりもドイツらしい」と形容されることも。
ロマネスク・ゴシック・バロックなど様々な時代の建築様式が混在しており、建築好きはもちろん、そうでない人もひとたび足を踏み入れれば、時代を超えた世界を楽しめること間違いなしです!
また、新市街には壮麗なアール・ヌーヴォー建築が立ち並んでおり、まるで街全体が美術館のようになっています。
公用語はラトビア語
公用語はラトビア語のみです。
ラトビア語はインド・ヨーロッパ語族に属する言語で、文字は英語と同じラテンアルファベットに加えて、長音記号などの区分記号も使われています。発音はほぼローマ字読みで、アクセントも一部の例外を除けばほぼ常に第一音節に置かれるので、発音自体は比較的容易です。
歴史を振り返ってみると、もともと自分たちの国をもったことがなかったラトビア人。「ラトビア語」という共通して使用している言語が、彼らの同族意識の源でした。
上記のように現在ラトビアの人口は193万人。その中にはロシア系住民や、ロシア語が母語の人もいるため、ラトビア語を第一言語として使用している人数はさらに少なくなります。
多くの困難を乗り越えてラトビア語という言語が受け継がれてきたという事実に、ラトビア民族の誇り高さとたくましさを強く感じます。
多くの困難を乗り越えてラトビア語という言語が受け継がれてきたという事実に、ラトビア民族の誇り高さとたくましさを強く感じます。
在留邦人数わずか50人超!国別順位はいくら?
平成28年10月現在、ラトビア国内にいる在留邦人の数は55人(永住者6人+長期滞在者49人)となっています。
それって多いの少ないの??
答えは、"めちゃくちゃ少ない"です。これでも近年伸びてきている方です。
答えは、"めちゃくちゃ少ない"です。これでも近年伸びてきている方です。
国(地域)別順位 :135位(全212国(地域)中)*3
在外公館別在留邦人数順位:212位(全230公館中)*4
アメリカや中国にいる在留邦人の数を見ると、思わず目がくらんでしまいます(笑)。桁が4つ違う……。
ラトビアには日本人も少ないですが、そもそも東アジア人があまりいません。近年は中国人がだいぶ移住してきているそうですが。
とはいえリガの中だと街もあまり大きくないので、知り合いなり旅行者なり街中で日本人を見かけることは意外としばしばあります。
おわりに
いくつかの基礎情報をあげてまいりました。
地理的には少し日本から離れている国ですが、少し知ってみることで「ちょっとだけ身近な国に感じたかも!」という感覚の入り口になったら良いなと思います。
では、Atā!
*1:http://www.csb.gov.lv/en/statistikas-temas/population-key-indicators-30624.html
*2:外務省 海外在留邦人数調査統計 平成29年度版 参照 http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000260884.pdf
*3:外務省 海外在留邦人数調査統計 平成29年度版 p88,89 http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000260884.pdf
*4:外務省 海外在留邦人数調査統計 平成29年度版 p42 http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000260884.pdf